SNETとは、核融合科学研究所と大学および研究機関とをスーパーSINETで直接接続して行う共同研究のためのネットワークです。
|
【経緯・趣旨】
プラズマ・核融合の実験、データ解析およびシミュレーション等の遠隔研究参加(スーパーSINET利用共同研究)を行うために、核融合科学研究所と大学および研究機関の研究室とをスーパーSINETを介して直接接続しています。スーパーSINETとは、先端的学術研究機関間の連携を強化して、日本の学術研究を飛躍的に発展・増進させることを目的として、国立情報学研究所が提供する超高速ネットワークであり、平成14年1月から運用されています。核融合科学研究所では、「LHD実験遠隔参加」を平成14年3月から稼動させ、逐次接続機関を増設してきました。そして、LHD実験遠隔参加を推進するために、「LHD実験遠隔参加タスク」が組織されました。平成17年度に、スーパーコンピュータの遠隔地利用を行うための体制が整い、更に双方向共同研究の全日本ST(球形トカマク)研究プログラムはバックボーンとしてスーパーSINETを利用したバーチャルラボラトリを構成することになりました。新たな2分野が加わることになり、スーパーSINET利用共同研究を安全かつ活発に行えるネットワーク環境を提供するための体制を再編成し、SNETタスクとして発足しました。(平成18年1月)
|
【SNET(スーパーSINETを用いた)共同研究の分野】
スーパーSINETとは先端的学術研究機関間の連携を強化して、日本の学術研究を飛躍的に発展・増進させることを目的とした超高速ネットワークです。10ギガビットの光通信技術を用いる研究用のインターネットで、国立情報学研究所が平成14年1月4日から下記の先進的研究分野について運用をしています。
先進的研究分野(当面):
(1) 高エネルギー・核融合科学
(2) 宇宙・天文科学
(3) 遺伝子情報解析
(4) スーパーコンピュータ等を連動する分散コンピューティング
(5) ナノテクノロジー
核融合科学研究所では、次の分野を設定してスーパーSINETを用いた共同研究が行われています。
・LHD実験遠隔参加
・大型シミュレーション研究
・全日本ST研究プログラム
共同研究の課題一覧はこちらを参照ください。
|
【SNETタスクの体制】
SNETタスクのメンバーはSNET共同研究の代表者と所内世話人等から構成し、SNETタスクの運営のために、座長と幹事を設けます。また管理・運用を行うSNET管理人を置きます。(SNET運用規則はこちら)
座長 |
..... |
堀内 利得 |
幹事 |
..... |
津田 健三、長山 好夫、石黒 静児、山本 孝志 |
管理人 |
..... |
鷹見 重幸 |
|
【SNET接続概要】
SNETの接続概要はネットワーク構成のページを参照ください。
|
【SNETのアクセス制御】
遠隔ステーションおよび核融合科学研究所のLANへのアクセス制御は次のように行う。
(アクセス制御概要は下図を参照)
|
|
1)LHD実験遠隔参加と全日本ST研究プログラム
- LHD/ST遠隔地ステーションと核融合科学研究所LHD実験LAN間のアクセス制限はしない。
- LHD/ST遠隔地ステーションからLHD実験LAN以外の核融合科学研究所内のサーバへのアクセスは許可制とする。
- LHD/ST遠隔地ステーションからインターネット接続は、核融合科学研究所のファイアーウォール経由とする。
- インターネットから LHD/ST遠隔地ステーションへのアクセスはできない。
- LHD/ST遠隔地ステーション間の相互通信は可能とする。アクセスの可否は遠隔ステーション側のポリシーによる。
|
2)大型シミュレーション研究(スーパーコン利用)
- スーパーコン利用遠隔地ステーションと核融合科学研究所スーパーコンピュータシステム間はアクセス制限はなし。
- スーパーコン利用遠隔地ステーションと核融合科学研究所内のサーバへのアクセスは許可制とする。
- スーパーコン利用遠隔地ステーション間の相互通信はできない。
- スーパーコン利用遠隔地ステーションからインターネット接続は、核融合科学研究所のファイアーウォール経由とする。
|
3)遠隔地ステーション内の端末等の接続
- 遠隔地ステーション内に設置する端末等はMACアドレスで接続制御を行う。登録された端末以外は接続できません。
- 接続する端末等のセキュリティ対策は必須となります。コンピュータウィルス対策ソフトは、NIFS側で用意します。
- コンピュータウィルスの危険を少なくするため、ノートPC等の可搬型PCは接続できません。
- 端末等の接続申請は、こちら。
|