当グループではLHD計測データ収集系(LABCOMシステム)の運転と、同実験関係者・共同研究者の計測データ収集・データ利用・遠隔実験等を支援する以下のサービスを行っています。詳細は各項目をクリックしてください。
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新規に計測を立ち上げたい

新たに計測データを収集し始める場合は、次の準備手順を追ってお進みください。

  1. デジタイザ・場所を決める

    利用するモジュール種類と数、設置場所を決める。(チャネル数、サンプリング速度、デジタイザ種別・・・)
    ※本体室と本体地下室は非推奨(今後のLHD高性能化を考慮)
  2. モジュール対応状況を確認する

    モジュール対応状況を確認後、対応モジュールの場合はモジュール共同購入希望を出し、未対応モジュールの場合は未対応モジュール利用希望申請を行う。
    ※未対応モジュールの場合、開発に時間がかかる場合がありますのでご了承ください。
  3. 計測新設申請をする

    計測名、ステーション番号/デバイス番号、モジュール名を決め、新設・増強計測申請を行う。
  4. LABCOM/X オリジナル製品 e-Shopで必要なものを購入する

    次のうち、必要なものをLABCOM/X オリジナル製品 e-Shopで購入する。
  5. データ転送の準備をする

    各設置場所の手順で進めてください。(詳細はその都度お知らせします)

    本体棟B1階データ収集室(通称、CAMAC室)の場合

    1. データ転送経路を決める
      同軸ケーブルダクト・光成端箱配置図でデータ転送経路を決める。
    2. CAMAC室利用申請をする
      CAMACラック電源接続/CAMAC室内配線/CAMAC室機器持込み申請を行う。
      ※CAMAC/PXI/WEは、接続するBNCコネクタのあるCAMACラック内に設置する。
    3. データ転送の準備をする
      データを転送できる状態にする。(クレート/シャーシ/ステーションの設置、モジュールの挿入、クレートコントローラ/インターフェースの挿入、ケーブルの接続・・・)
      ※PC側のインターフェースはLABCOMに渡す。(PXIのみ)
      ※データ収集システム機器(PCなど)の設置、ネットワーク接続はLABCOMにて行います。
    4. 計測タイミング・デモジュレータを設置する
      計測タイミング・デモジュレータを設置し、CAMAC/PXI/WEまで同軸LEMOコネクタ付きケーブルでトリガ・クロックを配線する。
      ※計測タイミング・デモジュレータからマスターモジュレータへの接続、ネットワーク接続はLABCOMにて行います。
    5. 準備完了の連絡をする
      CAMAC室での準備が完了したら、または内線2452に連絡する。
      ※LABCOMにてテスト収集を行い、正しく収集できることが確認できましたら連絡します。

    計測機器室、加熱装置室、RF現場制御室、制御機器室、本体室、本体地下室等の場合

    ※本体室と本体地下室は非推奨(今後のLHD高性能化を考慮)

    1. データ転送経路を決める
      同軸ケーブルダクト・光成端箱配置図でデータ転送経路を決める。
    2. データ転送の準備をする
      データを転送できる状態にする。(クレート/シャーシ/ステーションの設置、モジュールの挿入、クレートコントローラ/インターフェースの挿入、ケーブルの接続・・・)
      ※PC側のインターフェースはLABCOMに渡す。(PXIのみ)
      ※データ収集システム機器(PCなど)の設置、ネットワーク接続はLABCOMにて行います。
    3. ネットワーク経路を確保する
      ネットワーク接続のため、光メディアコンバータから制御棟データ処理計算機室までのファイバー接続経路を2芯確保する。
      1. 光ファイバーケーブルを購入する。
        光メディアコンバータ~各部屋の光成端箱間 FC/SC(2芯)1本
      2. 光成端箱利用一覧各部屋~CAMAC室/データ処理計算機室間 2芯が空いているかを確認後、光成端箱利用申請を行う。
        ※CAMAC室から先の経路は、LABCOMにて接続します。
      3. 光メディアコンバータと割り当てられた光成端箱間を光ファイバーケーブルで接続する。
        ※光ファイバーケーブルは床下フリーアクセスやケーブルラダー等を利用して配線敷設を行ってください。
    4. 計測タイミング・デモジュレータを設置する
      計測タイミング・デモジュレータを設置し、CAMAC/PXI/WEまで同軸LEMOコネクタ付きケーブルでトリガ・クロックを配線する。
      ※計測タイミング・デモジュレータのネットワーク接続はLABCOMにて行いますので、設置場所をまたは内線2452まで連絡してください。
    5. マスターモジュレータ接続経路を確保する
      計測タイミング・デモジュレータからCAMAC室のマスターモジュレータまでのファイバー接続経路を1芯確保する。
      1. 光ファイバーケーブルを購入する。
        計測タイミング・デモジュレータ~各部屋の光成端箱間 FC/FC(1芯)1本
      2. 光成端箱利用一覧各部屋~CAMAC室間 1芯が空いているかを確認後、光成端箱利用申請を行う。
        ※CAMAC室の光成端箱からマスターモジュレータまでの配線は、LABCOMにて行います。
      3. 計測タイミング・デモジュレータと割り当てられた光成端箱間を光ファイバーケーブルで接続する。
        ※光ファイバーケーブルは床下フリーアクセスやケーブルラダー等を利用して配線敷設を行ってください。
    6. 準備完了の連絡をする
      各部屋での準備が完了したら、または内線2452に連絡する。
      ※LABCOMにてテスト収集を行い、正しく収集できることが確認できましたら連絡します。
  6. デジタイザおよびタイミングを設定する

    デジタイザの運転パラメータの設定は、データ収集設定で行う。設定方法はこちら
    タイミング(トリガ及びクロック)の設定は、プラズマ計測制御クライアントシステムをダウンロード/インストールして行う。インストール/使用方法はこちら
  7. 収集試験をする

    実験データ収集前に較正データが必要な場合は、LABCOMシステムで収集試験運転をすることができます。
  8. データを参照する

    計測データ取得プロシージャRetrieveをダウンロード/インストールし、計測生データ/一次処理データを参照する。利用方法はこちら
    ※収集状況を確認したい場合は集録データの検索で確認する。
    ※計測データを簡易グラフ表示したい場合はRetrieve Plotで表示する。利用方法はこちら

以上で新規計測の準備は完了です。