データ収集・解析
スタートトリガから先頭サンプルの時刻は、1サンプリング周期後としていましたが、調査の結果、デジタイザの設定により、ずれていることが分かりました。
詳細は、以下を参照ください。( Documents - データ収集・計測制御ページに掲載 )
retrieveパッケージでは、次期リリース(Version 25.2.0)でサポートする予定です。
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしく、お願い申し上げます。
WE7275モジュールに外部クロックを入れる場合、モジュールのBNCからと、WEシャーシのEXT.IOからと両方できますが、FPGAデモジュレータから入力される場合、WEシャーシから入力する方法を推奨します。(デモジュレータの出力があまり強くないため、多くのT字分岐接続はできないため)
また、WEシャーシのEXT.IOコネクタはWE800/400は9ピンDSUB、WE900/500は15ピンDSUBになります。
データ収集運転設定画面では、以下の設定を行ってください。
補足)モジュールのBNCから入力する場合
※参考
データ収集運転設定画面を開こうとしたら、次のエラーが表示され画面を表示することができない場合があります。
これは、Javaブラウザ・プラグインの動作に変更が加えらたために起こります。
以下の手順で、例外サイト・リストに”http://w3.lhd.nifs.ac.jp”を追加してください。
複数の計測生データの出現を待って自動でデータ処理を行いたい場合、raw2ana の仕組みに、以下に示すような複数データが全て準備完了になるのを待つシェルスクリプトを登録することで簡単に実現できます。
この例では、当該シェルスクリプトは三つの計測データの出現のたびに起動されるよう raw2ana に登録され、起動のたびに出現データのフラグ(ファイルサイズ零)を立てています。3つのフラグが揃ったところで、実際に生データを解析処理する別プログラムが最後に呼ばれます。
#!/bin/bash
# Usage: 'cmd' shot_no subshot_no diag_name
# called synchronously by LABCOM raw2ana data indexing system.
#
cmd=`basename $0 .sh`
dir=`dirname $0`
shot=$1
sub=$2
diag=$3
pushd $dir
# Wait for flags of three data appearance ...
touch .$shot.$sub.$diag
for i in RADH RADLWE RADMWE; do
if [ ! -f .$shot.$sub.$i ]; then exit 1; fi
done
#touch .$shot.$sub.$cmd.all_appeared
rm -f .$shot.$sub.RAD*
# Now calling the external shell-script for post-processing ...
./ece_regist.sh ece $shot $sub
popd
exit 0
PXI-1411からの出力形式のRGB32は、ユーザマニュアルには、0(ゼロ)RGBという記述がされていますが、実際のデータを観察したところ、A(アルファ値) のところにはBlueの値が格納されています。
NI社に確認したところ、
"ドライバの仕様上、最上位バイトにBと同じ値が格納されているようです。"
との回答でした。
以上のようなことから、正確には
・情報的には、RGBだけである。
・最上位バイトは0ではなく、無意味なデータである。
2005年5月以前に生産された32 MSタイプのPXI-6133の中で、16
Mサンプルしかアクセスできなくなってしまっているものがあります。この場合、下記リンク先からファームウェア改善アップデートをダウンロードして、実行する必要があります。
ftp://ftp.ni.com/support/daq/pc/updates/hardware/6123_6133_Update/
なお、このファームウェアアップデートにはLabVIEW 7.1 Runtime Engineが必要です。(LabVIEW
7.1がインストールされていればRuntime Engineもインストールされています)
本Webサイトトップページの「サービス一覧」-「収集運転」-「計測名より検索」にて,収集されているショット番号を確認できます.
平成12年4月27日現在,CAMACのドライバーは Windows2000 では対応しておりません.
【修正情報】平成14年4月27日現在
KineticSystems社製CAMACクレートコントローラKSC3929用のWindows2000ドライバが存在しており,LABCOMシステムで動作しております.個別収集用にこれを利用できるか
どうかは現在検討中です.
Jorway社製クレートコントローラJ73A用のWindows2000ドライバはありません.
現在、OS版CAMAC設定アプレットで計測名を選択後モジュールを選んだけでは優先順位アップボタン・ダウンボタンが使用出来ません.
使用できる状態にするには、ショット番号を表示し、「NOW」を選択して下さい.
以上でモジュールの優先順位アップボタン・ダウンボタンが使用可能となります.
現在、修正中ですのでしばらくの間この方法でご利用下さい.
瞬停などでAC100V電源ラインが落ちた場合に、クレート電源のアラームランプ(通常は緑色に点灯)が赤色に点灯し、アラーム音が鳴ることがあります.
その場合には、いったん電源を切り、しばらくしてもう一度入れると元の状態に復帰します.
これでも解消されない場合は故障の可能性があります.
収集モード(MeasureMode)が NumberOfSample (FreeRun) の場合
WE7251 0.4~0.6ms
WE7272 0.8~1.0ms
WE7275 1.2~1.5ms*追記
LABCOMシステムでは、非公開の収集モード・オプションを実装することで、2003年11月25日より収集モードが NumberOfSample (FreeRun) の場合でも、『遅延なし』 で動作が可能になりました。
収集モード(MeasureMode)が EventTrigger (Triggered) の場合
遅延なし
各ディジタイザモジュールではVResolutionが 「レンジ/分解能」になっておりません。
これは、工場出荷時の調整用のマージンを持たせる必要があるためにこのようになっており、どの程度のマージンを持っているかに関しては一般的に各モジュールごとに異なります。
WE7272とWE7251の場合は16bitADなので0~65535までの表現ができるのですが、初期設定としてはこのうちの64000がレンジに割り当てられています。
この段階で、VResolutionは「レンジ/64000」になります。
その後VOffsetとVResolutionは必要に応じた値に調整を行なってから出荷されております。
参考までにWE7252は14bitADですが、初期状態ではこのうち13108がフルレンジに割り当てられています。
また、WEのディジタイザモジュールではADコンバータの誤差だけではなく、周辺回路全体での調整を行なった結果としてVResolution,VOffsetの値が決定されています。
各チャンネルのVResolutionが必ずしも同一レンジで同じ値にならないのは、ADコンバータ自体の特性の違いも関係しますが、周辺回路(入力信号増幅部、基準電圧発生部など)も含んだ全体に起因するものです。
なお、VResolutionとVOffsetが動作中に校正されることはありません。
校正は、1)工場出荷時、2)サービスでの引き取り較正時となります。
PV-WAVE&IDL用CAMAC制御プロシージャ・ライブラリ(CCPL)をダウンロード・ページからインストールして利用することができます.
CCPLは,LHDデータ処理システム(LABCOMシステム)のデータ収集系に組み込む前のCAMACモジュールの動作試験や,新規開発モジュールのテスト用として,PV-WAVEやIDLからCAMACを直接制御するために作成されたものです.
詳しくはこちらのマニュアルをご覧下さい.
[041104-1] で示したとおり,同じNI製PXI Sシリーズである12ビットADC PXI-6115のエンコード(内部ビット表現 )は,バイポーラ固定で,2の補数コード(2's Complement code) です.しかしPXI-6133/32では,6115 と同じエンコードではなく,以下の様に上位に14ビットが詰められ,残りの下位 2ビットがパディングされたビット表現となっているので,注意が必要です.
PXI-6133/32出力の16ビット整数中の表現: 上位ビット<< s111 1111 1111 1100 >>下位ビット (s は符号ビット)
このため,PXI-6133/32の2バイト整数→電圧への変換式は,少々変則的ですが以下のようになります.
入力極性 バイポーラのみ
分解能 符号つき14ビット(符号ビットを含めて14ビット),-32768~32767 で 4 飛び
入力レンジ (±) 10V, 5V, 2.5V, 1.25V電圧値 = (入力レンジ電圧値:10V,5V,2.5V,1.25V)×(16ビット整数値/8192/4)
2ビット右シフトすれば通常の16ビット符号つき整数(2の補数コード)に戻るので,2ビットシフトされた2の補数コード,と考えることもできます.
CAMAC Aurora14等では,A-D変換後の内部ビット表現が,ユニポーラではストレートバイナリ・コード(0~+Vmax.が0~4095に対応),バイポーラではオフセットバイナリ・コード(-Vmax.~+Vmax.が0~4095に対応)となっています.しかし,PXI-6115ではバイポーラ固定 で,内部コード表現は 2の補数コード(2's Complement code)になっており,-Vmax.~+Vmax.が -2048~2047 に対応 しています.
そのため,PXI-6115のスペックおよび電圧への変換式は以下のようになります.
入力極性 バイポーラのみ
分解能 符号つき12ビット(符号ビットを含めて12ビット),-2048~2047
最大電圧 10V
ゲイン 0.2, 0.5, 1, 2, 5, 10, 20, 50
耐電圧 ±42V(±50Vではありません。要注意!)電圧値 = (10V(最大電圧)/ゲイン)×(16ビット整数値/2048)
[更新情報]
第9サイクル以降,PXIドライバのバージョンが上がったため,上記のGain設定は無くなり,入力レンジの設定に統一されました.そのためスペックおよび電圧変換式は以下のようになります.
入力レンジ (±) 0.2V, 0.5V, 1V, 2V, 5V, 10V, 20V, 50V
耐電圧 ±42V(±50Vではありません。要注意!)電圧値 = (入力レンジ電圧値)×(16ビット整数値/2048)
なお,Retrieveで取得できるパラメータ中には,互換性のため,従来どおり Gain値も保存されています.
PXI6115のサンプリング周期は、次のように内部クロックまたは外部クロックとサンプルインターバルで決まります。
*サンプルインターバルは2以上の値が有効になります。
サンプリング周期 = 内部クロックまたは外部クロック / サンプルインターバル
例)
内部クロック(デジタイザ設定画面のSampleTimeBaseがInternalClock(20MHz))の場合
内部クロックの場合は 20MHz 固定ですので、サンプルインターバル(SampleInterval)が 2 の場合、
20 / 2 = 10
となり、サンプリング周期は 10MHz となります。
外部クロック(デジタイザ設定画面のSampleTimeBaseがExternal)の場合
外部クロック(Ext.SampleTB/Sec)が 10MHz(10000000)、サンプルインターバル(SampleInterval)が 2 の場合、
10 / 2 = 5
となり、サンプリング周期は、5MHz となります。
光通信モジュール(WE7038)間をカスケード接続するためには,クロスした光ケーブルが必要です.通常の平行2芯タイプの光ケーブルでは,正しく動作しません.