当グループではLHD計測データ収集系(LABCOMシステム)の運転と、同実験関係者・共同研究者の計測データ収集・データ利用・遠隔実験等を支援する以下のサービスを行っています。詳細は各項目をクリックしてください。
English
You are the th visitor since 4 July 2000
Contact : LABCOM
プライバシーポリシー
各種フォームから個人情報を入力・送信する前に必ず上記をご覧ください。

WE7000モジュール 先頭サンプル時刻

作成日:2024-08-30


各モジュールの先頭サンプルの時刻(スタートトリガ(t=0)基準)の算出方法は、以下の通りです。

※ 文章中の'PARAM{ パラメータ名[:値]}'は、該当するLABCOMデータ収集システムで保存されたチャネルパラメータ名、値を示します。

0.前提


1.WE7272モジュール

1.1 内部クロックを使用する場合 ( PARAM{ ClockSource: 'Internal'} )

サンプリングは、どのモードでも、トリガ前に不定タイミングで開始されているので、最大、サンプリング周期のジッタが発生する。

(1) 計測モードがFreeRunモードまたはEventモードの場合 ( PARAM{ MeasureMode: 'NumberOfSample', 'EventTrigger'} )

先頭サンプルの時刻 = -1 × ClockInterval+ジッタ

(2) 計測モードがEventモードで、プリサンプル数(n)が1以上の場合  ( PARAM{ PreSamples/Ch: n } )

先頭サンプルの時刻 = -(1+ n) × ClockInterval+ジッタ

ClockIntervalは PARAM{ ClockInterval(uSec) } である。

1.2 外部クロック(デモジュレータ)を使用する場合 ( PARAM{ ClockSource: 'External(BUSCLK)'} )

(1) 計測モードがFreeRunモードまたはEventモードの場合

先頭サンプルの時刻 = -2 × ClockInterval

(2) 計測モードがEventモードで、プリサンプル数(n)が1以上の場合

先頭サンプルの時刻 = -(2+ n) × ClockInterval

ClockIntervalは PARAM{ Ext.ClockInterval(uSec) } であるが、該当DTS情報から参照する方が正確である。


2.WE7275モジュール

2.1 内部クロックを使用する場合( PARAM{ ClockSource: 'Internal'} )

サンプリングは、どのモードでも、トリガ前に不定タイミングで開始されているので、最大、サンプリング周期のジッタが発生する。

(1) 計測モードがFreeRunモードまたはEventモードの場合 ( PARAM{ MeasureMode: 'NumberOfSample', 'EventTrigger'} )

先頭サンプルの時刻 = tx × ClockInterval+ジッタ

(2) 計測モードがEventモードで、プリサンプル数(n)が1以上の場合  ( PARAM{ PreSamples/Ch: n } )

先頭サンプルの時刻 = -n × ClockInterval+ジッタ

ClockIntervalは PARAM{ ClockInterval(uSec) } である。

2.2 外部クロック(デモジュレータ)を使用する場合( PARAM{ ClockSource: 'External(BUSCLK)', 'External'} )

(1) 計測モードがFreeRunモードまたはEventモードの場合

先頭サンプルの時刻 = -1 × ClockInterval

(2) 計測モードがEventモードで、プリサンプル数(n)が1以上の場合

先頭サンプルの時刻 = -(1+n) × ClockInterval

ClockIntervalは PARAM{ Ext.ClockInterval(uSec) } であるが、該当DTS情報から参照する方が正確である。


3. 報告書

WE7272先頭サンプル時刻報告書
WE7275先頭サンプル時刻報告書

Top