ver.16.0.1 '12.8.27現在
WE7000 および PXI デジタイザを用いる計測において、定常実験時などにリアルタイムデータ収集モードでサーバが動作している場合に、リアルタイムでのデータを取得することができます。
リアルタイムデータの取得には、波形データの取得(WaveMonitor)
と、カメラ画像データの取得(TVMonitor) の2種類があります。
波形データを取得するには、WaveMonitorコマンドで次のように呼び出します。
WaveMonitor,diagName,channelNumber[,UDPportNumber][,nsum=N][,thinning=N][,host='hostName']
'q'または'Q'で終了します。
各項目は次を参考に設定します。
diagName : | リアルタイムで表示したい計測名称 (必須パラメータ) |
---|---|
channelNumber : | リアルタイムで表示したいチャネル番号 (必須パラメータ) |
UDPportNumber : | UDPポート番号 リアルタイム転送サーバとの通信に使用するポート番号 (省略可) 省略した場合は空きポートが自動的に割り当てられます。 |
nsum=N : | サンプル平均化指定 波形データを表示する際、Nで指定されたサンプル数分の数値を平均して表示します (省略可) 省略した場合は平均化しないので、1 を指定した場合と同じになります。 |
thinning=N : | 間引き率指定 データ通信の際、Nサンプルごとにデータを送ります (省略可) 省略した場合は間引きしないので、1 を指定した場合と同じになります。 |
host='hostname' : | ホスト指定 データ収集PCをホスト名で直接指定します |
例)WaveMonitor,'CDP',1
カメラ画像データを取得するには、TVMonitorコマンドで次のように呼び出します。
TVMonitor,diagName,channelNumber[,UDPportNumber][,thinning=N][,mode=ModeName]
'q'または'Q'で終了します。
各項目は次を参考に設定します。
diagName : | リアルタイムで表示したい計測名称 (必須パラメータ) |
---|---|
channelNumber : | リアルタイムで表示したいチャネル番号 (必須パラメータ) |
UDPportNumber : | UDPポート番号 リアルタイム転送サーバとの通信に使用するポート番号 (省略可) 省略した場合は空きポートが自動的に割り当てられます。 |
thinning=N : | thinning=N (間引き率指定) データ通信の際、Nフレームごとにデータを送ります (省略可) 省略した場合は間引きしないので、1 を指定した場合と同じになります。 |
mode=ModeName : | mode=ModeName (画像フォーマット指定) 画像のフォーマットを指定します (省略可) 省略した場合はグレースケール画像'GRAY8'を指定した場合と同じになります。 現在対応する画像フォーマットは以下の三種類です。(ARGB未対応) 'GRAYn' nビットグレースケール画像(n:8~16) 例)'GRAY8' 'RGB' 24ビットカラー画像(RGBの順が変更可) 例)'BGR' 'YUV422' YUV422画像 |
例)TVMonitor,'DIAGNAME',1,mode='YUV422'