「モジュール定義ファイル」と「実行時情報ファイル」の2種類の設定ファイルから、モジュール1台ごとにSetup、Init、Completed、Acquire、Triggerと呼ばれる各制御リストが生成されます。これらの制御リストは、それぞれ下記の目的に使用され、制御リストに従ってCAMACコマンドを実行することによってモジュールを制御します。
Setupリスト | モジュールの初期設定を行う |
Initリスト | トリガ待ち状態にする |
Completedリスト | 収集の完了を確認する(LAMのチェック) |
Acquireリスト | モジュールから計算機にデータをブロック転送する |
Triggerリスト | トリガ機能の実行 |
LHD計測データ処理システムでは、LHD運転制御シーケンスに従って各制御リストを実行します。例えば短パルス放電では、放電2分前にSetupリスト、30秒前にInitリスト、10秒後にCompletedおよびAcquireリストを実行します(図2参照)。
図2. LHD計測データ処理システムにおけるCAMAC制御リストの実行タイミング